MENU

ノーリツとリンナイの給湯器はどっちがいい?交換前に確認したい違いと選び方

ノーリツとリンナイの給湯器の違いと選び方を比較するイメージ

給湯器の交換を検討するとき、「ノーリツとリンナイはどっちがいいのか」と迷う方は多くいます。どちらも国内シェア約40%ずつを占める2大メーカーで、基本性能や耐久性に大きな差はありません。

ただし、独自機能・保証内容・設置状況・見積もり条件によって、選びやすいメーカーは変わります。この記事では、機能の違いだけでなく、交換前に確認しておきたい判断ポイントを整理します。なお、ここではガス給湯器に絞って比較しています。ガスコンロやガスファンヒーターは対象外です。

目次

ノーリツとリンナイの給湯器はどっちがいい?結論は「条件次第」

結論から言うと、ノーリツとリンナイのどちらが絶対に優れているとは言えません。両メーカーの給湯器は基本性能・熱効率・耐久性において大きな差がなく、専門業者の間でも「どちらを選んでも品質面での違いはほぼない」という見解が一般的です。

選ぶ基準になるのは、独自機能・リモコンの使いやすさ・保証内容・現在の設置状況・見積もり条件の5つです。この記事では、これらの観点から交換前に確認しておくべきことを順番に整理します。

ノーリツとリンナイの主な違いを比較

ノーリツとリンナイの給湯器の主な違いを比較した図解

まず、両メーカーの主な仕様を表で確認します。

項目ノーリツリンナイ
国内シェア約40%(2位)約40〜42%(1位)
製造拠点国内+中国に分散国内生産比率が高い
給湯器の熱効率最大95%最大95%
基本メーカー保証1年(BL認定品は2年)1年(BL認定品は2年)
延長保証制度所有者登録で保証延長あり(対象製品・条件あり)あんしんの3年保証(申込制・無償)
独自機能UV除菌ユニットウルトラファインバブル
リモコン傾向大きな文字・シンプル設計スタイリッシュ・機能的
スマホアプリわかすアプリ(見守り機能)リンナイアプリ(ウィジェット・Alexa対応)

熱効率は両社とも最大95%で横並びです。基本メーカー保証も同じ1年(BL認定品は2年)で、どちらも登録・申し込みによる保証延長制度があります。独自機能とリモコン・アプリの使いやすさが、実際の選び方に影響しやすい部分です。

独自機能の違い:UV除菌ユニット vs ウルトラファインバブル

ノーリツには「UV除菌ユニット」があります。浴室への入退室をセンサーで検知し、誰も入浴していない間に自動でUVランプを使ってお湯を除菌する機能です。2番目・3番目の入浴でも清潔なお湯を保てるため、家族の入浴時間がバラバラな家庭や、残り湯を洗濯に使う習慣がある家庭に向いています。

リンナイには「ウルトラファインバブル」があります。直径1マイクロメートル未満の微細な泡をお湯に含ませることで、洗浄効果・保温効果・リラックス効果が期待できます。浴室やシンクの水垢抑制効果もメーカーが確認しています(メーカー調べ)。温浴・美容効果を重視する方に向いている機能です。

どちらも標準搭載ではなく、対応機種・グレードに限られます。購入前に希望機種が対応しているかを確認してください。

リモコン・アプリの違い

ノーリツのリモコンは大きな文字と見やすいレイアウトが特徴で、子どもや高齢者でも操作しやすい設計です。専用アプリ「わかすアプリ」では外出先からの操作に加え、離れて暮らす家族の給湯器使用状況を確認する見守り機能が使えます。

リンナイのリモコンはスタイリッシュなデザインで機能性が高く、スマートスピーカー(Amazon Alexa)との連携にも対応しています。専用アプリはウィジェット機能に対応しており、アプリを閉じた状態でも操作や確認が可能です。

保証の違い

基本メーカー保証は両社とも1年(BL認定品は2年)で大きな差はありません。リンナイには「あんしんの3年保証」という制度があり、申し込むことで保証期間が無償で3年になります。ノーリツも対象製品を所有者登録することで、メーカー保証を無料で1年延長できる場合があります。保証期間だけで優劣を決めるのではなく、対象機種・登録期限・販売店や交換業者の独自保証まで含めて確認することが大切です。

故障率や耐久性に差はある?

「ノーリツとリンナイでどちらが壊れにくいか」は、給湯器選びでよく出る疑問です。結論として、メーカー別の故障率を比較した公的なデータは現時点で公開されていません。

施工・修理業者の間では「どちらのメーカーも品質に大きな差はない」という見解が一般的です。給湯器の故障は製品の初期品質よりも、設置環境(塩害・寒冷地・強風の影響)・施工品質・使用年数・メンテナンス状況に左右されることが多いとされています。

寿命の目安は両メーカーとも10〜15年程度です。10年を過ぎると部品の経年劣化が進みやすくなるため、エラーや不具合が増えてきた場合は交換を検討するタイミングと考えてください。給湯器の寿命と交換のサインについては給湯器の寿命は何年?にまとめています。

また、塩害地域や寒冷地では対応仕様の機種を選ぶ必要があります。リンナイ・ノーリツともに塩害対策モデルや寒冷地仕様モデルを展開していますが、標準モデルを設置すると寿命が短くなるリスクがあるため、設置環境に合わせて選んでください。

特に寒冷地や塩害地域では、メーカーの違いだけでなく、配管の防寒処理・凍結防止対策・排気まわりの設置条件が寿命に影響します。地域の気候や設置環境に合わせた施工ができる業者を選ぶことも、故障リスクを抑えるうえで重要です。

価格差はメーカーより号数・工事条件で変わる

「ノーリツとリンナイで価格差はあるか」とよく聞かれますが、メーカーだけで高い・安いを判断するのは難しい状況です。同じメーカー・同じ号数でも、業者によって工事費込みの総額が大きく変わるからです。

総額に影響する主な要素は以下のとおりです。

  • 号数(16号・20号・24号):号数が上がるほど本体価格が上がります
  • 種類(オート/フルオート):フルオートの方が本体価格が高くなります
  • エコジョーズ有無:省エネ型は従来型より本体価格が高めですが、ガス代の削減効果があります
  • リモコングレード:高機能リモコンを選ぶと追加費用が発生します
  • 工事範囲:設置タイプ変更や配管の延長・追加が必要な場合は工事費が増えます
  • 業者の仕入れ価格・工事費設定:同条件でも業者によって総額が変わります

給湯器交換の費用相場については給湯器交換の費用相場でまとめています。号数・タイプ別の目安も確認できます。

また、ノーリツ・リンナイのどちらを選ぶかだけでなく、エコジョーズにするか従来型にするかでも費用や注意点は変わります。省エネ型を検討している場合は、エコジョーズにするかどうかも確認すると判断しやすくなります。

既存メーカーから変えても大丈夫?

現在ノーリツを使っていてリンナイに変えたい、あるいはその逆を検討している場合、原則としてメーカー変更は可能です。給湯器の規格は各メーカーで共通しているため、設置タイプ(屋外壁掛け・据置きなど)が同じであれば、異なるメーカーへの交換ができます。

ただし、マンションなどのPS(パイプスペース)設置型の場合は注意が必要です。PS設置型は扉内の限られたスペースに設置するため、外形寸法や排気方式の違いによって、同じメーカーの後継機種の方が工事がしやすいケースがあります。設置業者に現状の機種と設置環境を確認してもらった上で判断するのが確実です。

メーカー変更で工事費が大きく変わることは基本的にありませんが、配管位置のずれや排気部材の変更・PS金枠の調整が必要になった場合は追加費用が発生することがあります。追加費用が出やすいケースについては給湯器交換で追加費用が出るケースと理由で詳しく解説しています。

ノーリツを選びやすいケース

以下に当てはまる場合は、ノーリツの給湯器が選択肢に入りやすいです。

  • 家族の入浴時間がバラバラで、お湯の清潔さを保ちたい(UV除菌ユニット対応機種)
  • 残り湯を洗濯に使う習慣がある
  • 高齢の家族がいて、入浴中の安全を見守りたい(ゆるやか浴・入浴タイマー・浴室モニター)
  • リモコン操作をシンプルに使いたい
  • スマホアプリで離れて暮らす家族の生活状況を確認したい
  • 現在ノーリツを使っていて、同メーカーで継続したい

リンナイを選びやすいケース

以下に当てはまる場合は、リンナイの給湯器が選択肢に入りやすいです。

  • ウルトラファインバブルによる温浴・洗浄効果を重視する
  • 保証期間を重視しており、あんしんの3年保証(申込制)を活用したい
  • スマホのウィジェット機能やAlexa連携を使いたい
  • 機能性の高いリモコンを使いこなしたい
  • 現在リンナイを使っていて、同メーカーで継続したい

見積もりで確認したいメーカー比較のポイント

ノーリツとリンナイの給湯器見積もりで確認したい項目のチェックリスト

ノーリツとリンナイのどちらにするか迷っている場合、「メーカー名だけ」で見積もりを取っても比較になりません。同じ条件を揃えた上で見積もることが、適切な比較の前提です。

見積もり時に揃えておきたい条件は以下のとおりです。

  1. 号数(現在と同じか、家族構成の変化を踏まえて検討)
  2. 種類(オートかフルオートか)
  3. エコジョーズかどうか
  4. リモコンのグレード(標準か高機能か)
  5. 独自機能の有無(UV除菌・ウルトラファインバブルを使うかどうか)
  6. 工事範囲(既存の設置タイプから変更するかどうか)
  7. 保証内容(メーカー保証+業者保証の年数と内容)

これらの条件を揃えた上でノーリツとリンナイの両方の見積もりを取ると、価格・保証・在庫状況などを正確に比較できます。見積もりで確認すべき項目の詳細は給湯器見積もりで確認すべき項目にまとめています。

メーカーだけでなく、見積もり条件も確認したい方は

よくある質問

ノーリツとリンナイはどちらが壊れにくいですか?

メーカー別の故障率を比較した公的なデータは公開されていません。施工・修理業者の間では「どちらも品質に大きな差はない」という見解が一般的です。故障リスクは製品よりも、設置環境・施工品質・使用年数の影響を受けやすいとされています。

現在リンナイを使っていますが、ノーリツに変えられますか?

原則としてメーカー変更は可能です。ただしマンションなどのPS(パイプスペース)設置型の場合は、寸法や排気方式の関係で同メーカーの後継機種への交換が無難なケースがあります。事前に設置業者へ現在の機種と設置環境を伝えておくと、対応可能な機種を確認しやすくなります。

保証はどちらのメーカーが長いですか?

基本メーカー保証は両社とも1年(BL認定品は2年)です。リンナイは申し込みにより無償で3年保証になる制度があり、ノーリツも対象製品を所有者登録することで保証を延長できる場合があります。実際に比較する際は、メーカー保証だけでなく、販売店や交換業者が付ける工事保証・延長保証の期間も確認しておくと判断しやすくなります。

マンションでもノーリツ・リンナイを自由に選べますか?

屋外壁掛け設置の場合は基本的に自由に選べます。ただしPS(パイプスペース)設置型の場合は、設置スペースの寸法や排気方式の関係で選べる機種が限られることがあります。まずは現在の設置タイプを確認し、設置業者に対応可能な機種を確認するのが確実です。

ノーリツとリンナイで価格差はありますか?

メーカーだけで価格の高低を判断するのは難しい状況です。号数・オート/フルオート・エコジョーズ有無・リモコングレード・業者の工事費設定によって総額が変わります。同じ条件でノーリツとリンナイの両方の見積もりを取ることで、実際の差額を確認できます。

エコジョーズはどちらのメーカーにもありますか?

はい、ノーリツ・リンナイともにエコジョーズ(高効率ガスふろ給湯器)のラインナップがあります。従来型と比べてガス使用量を抑えやすい機種が主流です。初期費用は従来型より高めですが、使用状況によっては長期的なガス代の節約につながる場合があります。

パロマ・パーパスはノーリツ・リンナイと比べてどうですか?

パロマ・パーパスもノーリツ・リンナイと同様に国内メーカーで、基本性能に大きな差はありません。パロマはコストパフォーマンスの高い機種が充実しており、パーパスは省エネ型給湯器に強みを持つメーカーとして知られています。ノーリツ・リンナイほど流通量は多くありませんが、業者が取り扱っていれば選択肢の一つになります。

まとめ

ノーリツとリンナイの給湯器は、基本性能・熱効率・耐久性に大きな差はありません。選ぶ基準になるのは、お湯の清潔さ・温浴効果などの独自機能、リモコン・アプリの使いやすさ、保証内容、現在の設置状況、そして同条件で比較した見積もり金額です。メーカーの優劣より、自分の家庭の使い方と設置環境に合った機種を選ぶことが、給湯器選びの基本です。故障率はどちらが高いとは断定できず、設置環境や施工品質の影響が大きい点も覚えておきましょう。

メーカーを絞った後は、複数の業者で同条件の見積もりを取り、料金・保証・対応力を比較しておくと判断しやすくなります。

メーカーだけでなく料金・保証・対応力も比較したい方へ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次