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エコキュートとガス給湯器はどっちがいい?費用・光熱費・向いている家庭を比較

エコキュートとガス給湯器の費用・光熱費・向いている家庭を比較するイメージ

給湯器を交換するとき、「エコキュートにすべきか、ガス給湯器のままにすべきか」と迷う方は少なくありません。インターネットで調べると「エコキュートの方が光熱費が安い」という情報がある一方、「初期費用が高すぎる」「都市ガスならガス給湯器の方がお得」という声も目に入り、結局どちらが正解なのか分かりにくくなることがあります。

結論を先にお伝えすると、エコキュートとガス給湯器のどちらが向いているかは、ご自宅のガス種別(都市ガスかLPガスか)・太陽光発電の有無・設置スペース・光熱費とのバランスをどう考えるかによって変わります。「どちらが正解」と断定できる話ではなく、家庭の条件によって判断が分かれます。

この記事では、仕組みの違い・初期費用・年間光熱費・10年総費用・それぞれの注意点・向いている家庭の条件を整理します。「自分の家ではどちらが向いているか」を判断するための材料として使ってください。

目次

エコキュートとガス給湯器はどっちがいい?

「どちらがいいか」という問いへの直接の答えは、家庭の条件によって変わります。特に、以下の3点が判断の分かれ目になります。

  • ガス種別:都市ガスかLPガス(プロパンガス)か
  • 太陽光発電の有無:導入済みか、今後導入予定があるか
  • 初期費用と光熱費のどちらを重視するか

LPガス(プロパンガス)エリアや太陽光発電がある家庭では、エコキュートのランニングコスト削減効果が出やすい傾向があります。一方、都市ガスエリアで太陽光発電がない場合は、10年間の総費用でガス給湯器が有利になるケースもあります。

まずご自宅のガス種別(都市ガスかLPガスか)と太陽光発電の有無を確認することが、判断の起点になります。以降の各セクションで、それぞれの条件での費用感や注意点を整理しています。

エコキュートとガス給湯器の違いを比較

エコキュートとガス給湯器の違いを比較するイメージ

エコキュートとガス給湯器は、お湯の沸かし方が根本的に異なります。エコキュートは空気中の熱をヒートポンプで集め、少量の電気を使って効率的にお湯を沸かし、貯湯タンクにためておく「貯湯式」です。一方、ガス給湯器はガスを燃焼させ、使いたいときに必要な分だけ瞬時にお湯を沸かす「瞬間式」です。現在主流のエコジョーズは、従来型の排気熱を再利用することで効率を高めたガス給湯器です。

項目エコキュートガス給湯器(エコジョーズ)
熱源電気+空気の熱都市ガス・LPガス
給湯方式貯湯式瞬間式
初期費用目安約40〜60万円約15〜25万円前後
年間光熱費目安約4〜7万円前後都市ガスは条件次第、LPガスは高め
湯切れ起こる場合がある基本的になし
水圧やや弱め水道直圧で強い
設置スペースタンク+ヒートポンプが必要壁掛け可・省スペース
寿命目安10〜15年程度10年程度
騒音目安約40dB程度約49dB以下
災害時タンク内の水を生活用水に使える停電・ガス停止・断水時は使用不可
補助金給湯省エネ事業の対象単体では対象外

※初期費用・年間光熱費は機種・工事内容・電気料金プラン・ガス料金・使用量によって大きく変わります。上記はあくまで目安として参照してください。騒音dB数はカインズリフォームの比較データ(参考値)です。

この表だけを見ると「どちらが優れているか」は一目では判断できません。初期費用・光熱費・使い勝手・設置環境など、重視するポイントによって向き不向きが変わります。以降のセクションで、費用面を中心に詳しく整理します。なお、ガス給湯器の中でも広く使われているエコジョーズの仕組みやメリット・デメリットについては、エコジョーズと普通の給湯器の違いで詳しく解説しています。

初期費用はガス給湯器の方が抑えやすい

初期費用(本体+標準工事費)だけを比較すると、ガス給湯器の方が抑えやすい傾向があります。

エコキュートの場合、本体代に加えて、重い貯湯タンクを設置するための基礎工事や電気配線工事が必要になります。標準工事込みで約40〜60万円前後が目安です。機種のグレード・タンク容量・設置環境によってはこの範囲を上下します。

ガス給湯器(エコジョーズへの交換)の場合、壁掛け設置が基本で工事も比較的シンプルです。標準工事込みで約15〜25万円前後が目安です。こちらも機種・号数・工事内容によって変わります。

初期費用の差は、条件によって約15〜45万円程度になります。ただし、LPガス地域からエコキュートに切り替える場合は、既存のガス設備の撤去・配管変更コストが別途発生することがあります。見積もり時に確認しておきたい項目の一つです。給湯器交換の費用相場については、給湯器交換の費用相場でも整理しています。

光熱費はエコキュートが安くなりやすいが条件で変わる

光熱費(ランニングコスト)の面では、エコキュートの方が安くなりやすい傾向があります。ただし、これは一律に当てはまる話ではなく、電気料金プラン・ガス種別・使用量・家族人数などによって差が変わります。

エコキュートの年間給湯コストは、試算条件によって約4万〜7万円前後と幅があります。たとえば、エコ発の東京都・4人家族を想定した2023年のデータでは約6.9万円、東京ガスが三菱電機のシミュレーションを使って東京電力スマートライフLプランで試算した結果では約4.1万円と、電気料金プランや試算条件によって数値が大きく変わります。「エコキュートなら〇万円」と一本で断定できる数字ではないため、自宅の条件に近い試算を業者に依頼するのが確実です。

ガス給湯器の場合、都市ガスエリアでは年間給湯コストがエコキュートと大きく変わらないケースもあります。LPガス(プロパンガス)は都市ガスより単価が高く、年間給湯費が13万円前後になることも多いため、エコキュートとの差が出やすくなります。

なお、エコキュートは深夜電力の安い時間帯にお湯を沸かすことでコストを抑える仕組みが基本ですが、近年は深夜電力割引の縮小や電気料金全体の上昇により、以前ほどの優位性が出にくくなるケースも出ています。また、日中の在宅時間が長い家庭が深夜電力プランに切り替えると、昼間の電気代が割高になって逆効果になる場合があります。ライフスタイルの変化(テレワーク・育児など)がある場合は、電気料金プランの確認も合わせて行うとよいでしょう。

「エコキュートなら光熱費が安い」は、電気料金プラン・ガス種別・使用量の条件次第で大きく変わります。都市ガスエリアでは試算条件によってガス給湯器との差が小さくなるケースもあります。寒冷地(北海道・東北など)では冬場にヒートポンプの効率が下がり、目安より光熱費が高くなる時期がある点も覚えておいてください。

10年総費用は都市ガス・LPガス・太陽光で変わる

エコキュートとガス給湯器の10年総費用を比較するイメージ

給湯器の寿命は一般的に10年前後とされています。そのため、初期費用だけでなく「初期費用+10年間の光熱費」を合計したトータルコストで比較することが、実質的な判断材料として重要です。

以下は、エコ発が公表している東京都・4人家族を想定した2023年のデータをもとにした目安です。試算条件(電気料金プラン・ガス料金・工事内容)によって実際の数値は変わります。

種類初期費用目安年間光熱費目安10年総費用目安
ガス給湯器
都市ガス・エコジョーズ
約10〜15万円約7.3万円約88万円
エコキュート約40万円約6.9万円約115万円
ガス給湯器
LPガス・エコジョーズ
約10〜15万円約13.1万円約142万円

※上記はエコ発「エコキュートとガス給湯器の費用をプロが徹底比較」(2023年・東京都・4人家族想定)の試算を参考にした目安です。初期費用はエコ発試算の数値をそのまま使用しているため、記事冒頭の比較表(標準工事込みの相場目安)とは異なります。電気料金プラン・ガス料金・使用量・工事内容によって実際の数値は大きく変わります。

この試算条件では、都市ガスエリアにおいては10年総費用でガス給湯器(エコジョーズ)の方が安くなるという結果になっています。エコキュートは初期費用が高いため、10年間のランニングコストの差だけでは回収しきれないケースがあります。これは、エコキュートを前向きに検討している方にとっても、正直に押さえておきたい点です。

一方、LPガスエリアでは年間光熱費の差が大きいため、10年間で見るとエコキュートの方が総費用を抑えやすくなります。また、太陽光発電が導入済み・または導入予定の家庭では、余剰電力を使って昼間にお湯を沸かすことができます。特に「おひさまエコキュート」は太陽光発電の発電量に合わせて沸き上げを自動調整する機能を持ち、ランニングコストをさらに下げやすくなります。

10年総費用は、ガス種別と太陽光発電の有無で大きく変わります。都市ガス×太陽光なしの家庭では、今の試算条件ではガス給湯器の方が有利になるケースがあります。LPガスエリアや太陽光発電と組み合わせる家庭では、エコキュートが有利になりやすい構造です。まず自宅のガス種別と太陽光の有無を確認することが出発点になります。

まず費用感だけ確認したい方は

エコキュートの注意点は湯切れ・水圧・設置スペース

エコキュートは光熱費面でのメリットが語られることが多いですが、導入前に把握しておきたい注意点もいくつかあります。購入後に「聞いていなかった」とならないよう、あらかじめ確認しておいてください。

湯切れが起こる可能性がある

エコキュートは貯湯式のため、タンク内のお湯を使い切ると湯切れが発生します。来客や家族が多く集まった日など、普段より多くお湯を使う場面で発生しやすくなります。沸き増し機能で対応できますが、沸き直しには時間がかかります。

対策としては、家族人数よりワンサイズ大きいタンクを選ぶことが有効です。4人家族であれば370Lが標準とされていますが、お湯の使用量が多い家庭では460Lを選ぶ方が安心なケースがあります。

水圧がやや弱くなることがある

タンク経由で給湯する仕組みのため、水道直圧で給湯するガス給湯器に比べて水圧が低くなりやすい傾向があります。特に2階にお風呂がある家庭では体感しやすくなることがあります。

ただし、「高圧タイプ」や「水道直圧タイプ」(日立の「ナイアガラ出湯」など)を選ぶことで、ガス給湯器と遜色ないレベルの水圧に改善できる機種もあります。水圧を重視する場合は、機種選定時に確認することをおすすめします。

設置スペースが必要になる

エコキュートは貯湯タンクとヒートポンプユニットの2台を設置する必要があります。標準的な370Lタンクの寸法目安は幅約630mm×奥行約760mm×高さ約1,820mm(参考値)です。ヒートポンプユニットも別途スペースが必要なため、戸建て住宅でもまとまった設置面積が必要になります。

マンションや狭小地では設置できないケースもあります。薄型・低背タイプも展開されていますが、まず現地での設置確認が必要です。

その他の注意点

タンク内に貯まったお湯は飲用には適しません。断水時に取り出して洗い物やトイレなどの生活用水として使うことはできますが、飲料用としての使用は避けてください。ガス給湯器は瞬間式のため、飲用のお湯をそのまま使えます。

また、ヒートポンプユニットは主に深夜に稼働します。稼働音は約40dB程度(参考値)とされていますが、設置場所が隣家の寝室に近い場合や反響しやすい環境では、低周波音が気になるケースがあります。設置位置は隣家との距離も考慮して決めることが大切です。

北海道・東北など寒冷地では、外気温が著しく下がる冬場にヒートポンプの効率が低下します。寒冷地仕様の機種を選ぶことが必須です。光熱費も通常より高くなる時期があることを前提に計画してください。

寒冷地では寒冷地仕様の機種が必要になるほか、積雪対策の架台や防雪カバーなどの追加工事が必要になる場合があります。通常地域より初期費用が高くなる可能性があるため、見積もり時にあわせて確認しておくとよいでしょう。

ガス給湯器の注意点はガス代と災害時の備え

ガス給湯器も、使い続けていく上で把握しておきたい注意点があります。特にLPガスの光熱費と、災害時の備えについては事前に確認しておくと判断材料として役立ちます。

LPガス(プロパンガス)エリアは光熱費が高くなりやすい

LPガスは都市ガスに比べて単価が高く、年間の給湯費が13万円前後になることも少なくありません。LPガスエリアでガス給湯器を継続する場合は、10年間の光熱費がどの程度になるかを確認した上で判断するのが確実です。エコキュートへの切り替えを検討する理由として、光熱費の差が大きい点は正直に押さえておく必要があります。

エコジョーズへの交換ではドレン排水工事が必要になる場合がある

エコジョーズは潜熱回収の仕組みにより、排気から熱を回収する際にドレン水(酸性の排水)が発生します。このドレン水を処理するための排水配管工事が、交換時に追加で必要になるケースがあります。工事費用の有無・施工可否は現地確認が必要です。

災害時はどちらにも制限があるが、備え方が異なる

都市ガスは大規模災害時の復旧に時間がかかることがあります。内閣府の資料(「南海トラフ巨大地震の被害想定について」等)によると、阪神淡路大震災では電気の復旧が約6日、水道が約42日、ガスが約85日(いずれも95〜80%復旧までの日数)かかりました。停電・ガス停止・断水が重なった場合、ガス給湯器は使用できなくなります。

一方、エコキュートはタンク内に貯まったお湯や水を生活用水(洗い物・トイレなど)として取り出せます。ただし、停電時にはエコキュートの沸き上げ・追いだき・温度調整などの機能は制限されます。タンク内の水を使い切った後にお湯を補充することはできません。「エコキュートは災害に強い」というのは「タンク内の水を生活用水として活用できる」という意味であり、通常どおり給湯できるわけではない点は正確に理解しておいてください。

エコキュートが向いている家庭

以下の条件が当てはまる家庭では、エコキュートが有力な選択肢になりやすいです。

  • LPガス(プロパンガス)を使っている家庭。
  • 太陽光発電を導入済み、または導入予定の家庭。
  • オール電化住宅を検討している家庭。
  • 貯湯タンクを設置できるスペースがある戸建ての家庭。
  • 長期的な居住を予定している家庭。

特にLPガスエリアや、太陽光発電と組み合わせる家庭では、ランニングコストの削減効果が出やすくなります。オール電化住宅との相性もよく、電気料金の一本化で管理しやすくなる点も選ばれる理由の一つです。まず自宅のガス種別と設置スペースを確認することが判断の起点になります。エコキュートへの交換を具体的に検討する場合は、エコキュート交換業者の比較も参考にしてください。

ガス給湯器が向いている家庭

以下の条件が当てはまる家庭では、ガス給湯器(エコジョーズへの交換)が現実的な選択肢になりやすいです。

  • 都市ガスエリアで、太陽光発電がない家庭。
  • 初期費用をできるだけ抑えたい家庭。
  • エコキュートの設置スペースを確保しにくい家庭。
  • 大人数で連続してお湯を使う機会が多く、湯切れを避けたい家庭。
  • 既存のガス設備・配管を活かして費用を抑えたい家庭。

都市ガスエリアで太陽光発電がなく、設置スペースの制約もある場合は、ガス給湯器を継続することが現実的な選択肢になります。初期費用の低さ・瞬間式の使い勝手・省スペースという強みは、生活スタイルによっては大きな優位点です。エコキュートと対等に比較した上で、自宅の条件に合う方を選んでください。ガス給湯器の交換業者を比較したい場合は、給湯器交換業者の比較を参考にしてください。

迷ったときの確認ポイントは2つだけです。①現在のガス種別(都市ガスかLPガスか)、②太陽光発電の有無。LPガスで太陽光発電ありならエコキュートが有力、都市ガスで太陽光発電なしならガス給湯器の継続が現実的、というのが今の試算条件での大まかな目安になります。

補助金込みで比較するときの注意点

エコキュートの導入を検討する際、補助金(給湯省エネ事業)が初期費用を下げる選択肢として注目されています。ただし、補助金を前提に費用を計算する前に、いくつかの確認が必要です。

給湯省エネ2026事業では、エコキュートを対象とした補助金が設けられています。要件ごとの補助額の目安は以下のとおりです。

要件補助額目安
基本
対象機種導入
8万円
要件A
天気予報連動・昼間シフト機能あり
10万円
要件B
CO2排出5%以上削減・おひさまエコキュート等
12万円
要件A+B両方13万円

※上記は参考値です。補助額・要件は年度によって変更される場合があります。最新情報は給湯省エネ事業の公式サイトで確認してください。ガス給湯器(エコジョーズ)単体は給湯省エネ事業の対象外です(子育てエコホーム支援事業など別の事業で一部対象になる場合があります)。

補助金を受けるためには、①対象機種であること、②給湯省エネ事業者として登録された業者からの購入・工事であること、の両方が必要です。また、補助金には予算上限があり、上限に達し次第終了します。申請タイミングを確認しないまま見積もりを進めると、補助金を受けられないケースもあります。

お住まいの自治体によっては、国の補助金に上乗せして独自の補助金制度を設けている場合もあります。自治体のウェブサイトや見積もり業者への確認も合わせて行うとよいでしょう。

補助金は初期費用の負担を下げる有効な手段ですが、対象機種・登録事業者・予算残額・申請タイミングの確認が前提です。「補助金があるから必ずお得」と断定せず、見積もり時に業者と一緒に確認することをおすすめします。

迷ったら見積もりで確認したい項目

エコキュートかガス給湯器かで迷ったとき、以下の項目を見積もり前に整理しておくと比較しやすくなります。

  1. 現在のガス種別(都市ガスかLPガスか)
  2. 自宅に太陽光発電が設置されているか、または導入予定があるか
  3. エコキュートの貯湯タンクを設置できるスペースがあるか(現地確認が必要)
  4. 10年間の光熱費を含めたトータルコストの試算を依頼できるか
  5. 補助金の対象機種・要件・申請タイミングを確認できるか
  6. LPガスからの切り替えの場合、既存ガス設備の撤去・配管変更コストはいくらか

これらの項目は、複数の業者に確認することで比較しやすくなります。見積もりで確認したい項目については、給湯器交換の見積もりで確認したい項目でも詳しく整理しています。

よくある質問

エコキュートとガス給湯器、結局どっちが安いですか?

初期費用はガス給湯器の方が抑えやすく、10年総費用はガス種別と太陽光発電の有無によって変わります。都市ガス×太陽光なしでは今の試算条件でガス給湯器が有利になるケースがある一方、LPガスや太陽光発電ありの家庭ではエコキュートが有利になりやすいです。一律に「どちらが安い」とは言えないため、自宅の条件をもとに試算することをおすすめします。

エコキュートに交換すると電気代はどのくらいになりますか?

試算条件によって年間約4万〜7万円前後と幅があります。電気料金プラン・家族人数・お湯の使用量によって異なるため、一概には言えません。深夜電力プランへの切り替えが前提になりますが、日中の在宅時間が長い家庭では昼間の電気代が割高になるケースもあるため、ライフスタイルに合ったプラン選択が重要です。

都市ガスを使っていますが、エコキュートに変えた方がいいですか?

太陽光発電がない場合、現在の試算では10年総費用でガス給湯器が有利になるケースがあります。設置スペース・補助金・長期的な居住計画なども含めて総合的に判断するとよいでしょう。太陽光発電の導入予定がある場合は、エコキュートとの相性が良くなります。

LPガス(プロパンガス)を使っていますが、エコキュートに切り替えるべきですか?

LPガスは光熱費が高くなりやすいため、エコキュートへの切り替えで年間の給湯費を下げられるケースが多いです。ただし、初期費用・設置スペース・既存ガス設備の撤去コストの確認が必要です。まずは見積もりで総額を確認した上で判断してください。

エコキュートはシャワーの水圧が弱いと聞きましたが、本当ですか?

タンク経由の給湯のため、水道直圧のガス給湯器に比べて水圧が低くなりやすい傾向があります。2階にお風呂がある家庭では特に体感しやすくなるケースがあります。ただし「高圧タイプ」や「水道直圧タイプ」を選ぶことで、ガス給湯器と遜色ないレベルに改善できる機種もあります。機種選定時に水圧の仕様を確認しておくと安心です。

エコキュートのお湯は飲めますか?

タンクに貯めたお湯は飲用には適しません。断水時に生活用水(洗い物・トイレなど)として使うことはできますが、飲料用としての使用は避けてください。ガス給湯器は瞬間式のため、飲用のお湯をそのまま使えます。

マンションにエコキュートを設置できますか?

貯湯タンクとヒートポンプユニットの設置スペースが必要なため、マンションでは設置できないケースがあります。管理組合の許可が必要な場合もあります。設置可否は現地での確認が必要です。

給湯省エネ補助金はガス給湯器でも使えますか?

エコキュートが主な対象です。エコジョーズ(ガス給湯器)は給湯省エネ事業の対象外ですが、子育てエコホーム支援事業など別の補助事業で一部対象になる場合があります。最新の要件は各事業の公式サイトで確認してください。

まとめ

エコキュートとガス給湯器は、どちらが絶対に正解という話ではなく、家庭のガス種別・太陽光発電の有無・設置スペース・初期費用と光熱費のバランスをどう考えるかによって向き不向きが変わります。

都市ガスエリアで太陽光発電がない家庭は、今の試算条件では10年総費用でガス給湯器が有利になるケースがあります。LPガスエリアや太陽光発電と組み合わせる家庭では、エコキュートのランニングコスト削減効果が出やすく、長期的な光熱費の差が大きくなります。設置スペースや初期費用の観点では、ガス給湯器の方が制約が少ない場合が多いです。

まずご自宅のガス種別と太陽光発電の有無を確認し、10年単位のコストで比較することが判断の基本になります。補助金は対象機種・登録事業者・予算残額の確認が前提で、受給を前提に計算するのは注意が必要です。

判断の起点は、ご自宅のガス種別(都市ガスかLPガスか)と太陽光発電の有無の2点です。初期費用・10年総費用・設置スペース・使い勝手を整理した上で、自宅の条件に合う方を選んでください。

まずエコキュートかガス給湯器かを決め、交換業者を比較する順番が確実です。エコキュートへの交換を検討される方は下記から、ガス給湯器の継続を考えている方はガス給湯器交換業者の比較もご覧ください。

エコキュートへの交換を検討される方は

ガス給湯器の交換業者を比較したい方は

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